2006年 09月 04日
数ヶ月前から教会の礼拝説教は、ずっと「山上の垂訓(すいくん)」がテーマです。
「山上の垂訓」とは、キリストが山の上で教えた話で、主に聖書のマタイの福音書の5章から7章に書かれています。有名な部分では「心の貧しい者は幸いです」という言葉などがあります。 デニス牧師の礼拝説教では、「山上の垂訓」を 「A Blueprint for Living〜人生の青写真」 として取り上げています。 つまり、人生をどう生きるべきかを教えているということなんです。 昨日の説教は、マタイの福音書の5章33〜37節からでした。 37節には 「『はい。』は『はい。』、『いいえ。』は『いいえ。』とだけ言いなさい。」 とあります。 デニス牧師は、「はい」と言う時に、本当に「はい」を意味していますか?それとも何か留保を付けたり、言い訳したり、曖昧な態度ではありませんか? また 「はい」と言う時、それはあなたの生き方と一致していますか? と語りました。 「徳」と言われるものはいろいろあるでしょうが、言動が一致しているということは、最高の徳の一つではないかと思います。 言葉にすることと、生き方が一致していること・・・ 反対に言い換えると、言葉が生き方を表しているといえること。 そうありたいなと心から思います。 そういう生き方、裏表のない生き方をしたいです。 8月の日経新聞の「私の履歴書」は、茶道宗家の小堀宗慶さんという方が書かれていました。私は茶道のことは全然知らないのですが、小堀さんの終戦時のシベリアでの体験など興味深く読んでいました。 8月31日の最後の連載の中で、小堀さんが次のように書かれていたところに感銘を受けました。 私は戦後、茶道が世の中にどうかかわることができるかを真剣に考え続けてきた。どこにあってもお茶の道を人生の中心に据えてきた。そんな私が時々、「お茶とは何ですか」と聞かれることがある。とても一言では返せない問いだが、そんな時私は「お茶とは私です」と答えることにしている。 不遜に聞こえるかもしれないが、私がすること、言うことを見てもらえればそれがお茶につながると確信する。さまざまな体験を経て今、私はそういう生き方をしていると思っている。・・・ 「私がすること、言うことを見てもらえれば・・・」 そういう風に人生を生きていきたい。
by myrex
| 2006-09-04 21:51
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書き手2号:きょうこ
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