カテゴリ:Book & Movie( 7 )
2008年 01月 13日
それボク
お正月のお休みに、やっと「それでもボクはやっていない」のDVDを借りてきて見ました。2007年公開の日本映画で1位になった作品です。

「それボク」(業界?では略してそう呼んでます)は、ご存じのとおり痴漢の犯人とされた人が無罪を訴えるストーリーです。色々な場面が良くできていて、リアルな映画なのですが、一番リアルだったのは、もしかしたら最後のシーンかも。つまり、やっぱり有罪になってしまうというところです。
その他、映画の中とはいえ、それぞれの登場人物の色々な葛藤や本音が語られていて、考えさせられることもありました。以前見たことがある裁判手続のビデオよりよっぽど現実的でした。
[PR]
by myrex | 2008-01-13 21:58 | Book & Movie
2007年 06月 22日
The Gospel
e0065562_1940261.jpg
今日は雨。やっと雨が降りましたね。

トラちゃんとは仲良くやってます。
彼女はいくつか定位置を持ってますが、このソファの背もたれの上もその一つ。

側に来たときに撫でてあげると、自分の前足で私の手を器用に押さえ、自分の頭をまわしたりして、撫でてもらいところを教えてくれます。



e0065562_19401329.jpg


今日は借りてきてあったこのDVDを見ました。

The Gospel
(ゴスペル)

題名のとおり、ゴスペルミュージック満載の映画です。

パワフルなブラックゴスペルを存分に楽しめました。
日曜日に教会でよく歌う歌も何曲かありました。


ストーリーは、聖書の中の有名な放蕩息子のたとえ話に似ています。
主人公のDTは、牧師の息子で自らも牧師になるべく勉強していましたが母の死をきっかけに父に反抗し家を出、R&Bの歌手として大成功をおさめます。
他方、DTと一緒に教会で育ったフランクはそのまま牧師になり、DTの父親の死後、教会の主任牧師になります。
聖書の話に照らせば、DTが弟、フランクが兄。
DTは父が倒れたと聞いて教会に戻ってきます。父は息子を歓迎します。そこで音楽の才能を発揮してクワイアで歌ったり、教会建設の資金集めの為にコンサートで歌ったりしますが、この段階ではまだ本当の意味で「ゴスペル」を自分のものにしていません。ただ、自分の才能にまかせ、自分の集客力に頼んでます。
一方、教会をまかされたフランクは、自分の名誉欲や支配欲、野心にひきずられ、「あなた、牧師でしょ?!」と言いたくなるような言動に走ります。帰ってきたDTの存在も邪魔に思います。結果、教会内の不和や妻とのいさかい、DTとの軋轢が表面化してきます。

そして、最後は、二人とも、行き詰まり、そして自分の無力さに気づき、神様に頼る道へと、帰るべき所へと戻ってきたのでした。

音楽の素晴らしさと共に、登場人物の心の変化に、涙が出ました。

ゴスペル音楽好きの方、ぜひ一度ご覧下さい!

放蕩息子のお話
[PR]
by myrex | 2007-06-22 20:19 | Book & Movie
2006年 08月 18日
私の本箱〜赤毛のアン
モンゴメリの「赤毛のアン」は、私の一番好きな本の一つです。
何回も「赤毛のアン」から「アンの娘リラ」までの10冊を繰り返し読んできました。

アンやアンを取り囲む世界から、たくさんのことを教えてもらったり、見せてもらうことができます。

アンについて語り出したら、何時間でも語れそうな気がします。
いろいろ思うことの中から、一つだけ書くとしたら・・・
アンの「友情」が心に浮かんできます。

アンにはダイアナという同い年で近所に住む友達がいます。アンは最初からダイアナと「腹心の友」になるのだといい、二人は出会った日に友情を誓いました。

でも、読んだことがある方はご存じのとおり、アンとダイアナは全然性格も違うし、人生に対する考え方もだんだんと違いが出てきます。アンがどんな風に思っていたかを想像してみると、きっとアンにとってダイアナは理想通りの友達というわけではなかったと私は思うのです。
理想を追い求めるアンに対して、ダイアナはどちらかというと現実的。
町を出て自立した生活を始めるアンに対して、かなり平凡な生活に満足しているダイアナ。

それでも二人は友情に忠実であったといえるでしょう。多少のすれ違いや、期待はずれはあったにしても、お互いの幸せを心から願い、お互いの最大の理解者でありサポーターであり、誠実な態度をとり続けました。

そこで思い出すのが次の聖書の言葉です。

「友はどんなときにも愛するものだ」箴言17:17
「滅びに至らせる友人たちもあれば、兄弟よりも親密な者もいる」箴言18:24

アンとダイアナの友情を思うと、友達・友情のあり方を教えられるように思います。

私にとってのアンは、ここに書ききれないほどの存在ですが、今日はここまで。

ちなみに、2008年は、赤毛のアンの出版100周年で、プリンスエドワード島(PE島)ではいろいろなイベントが用意されているようです( PE島オフィシャルページより)。

PE島にはいつか行きたい!
[PR]
by myrex | 2006-08-18 21:50 | Book & Movie
2006年 05月 02日
私の本箱〜氷点
「私の本箱〜プロローグ」でお見せした私の本箱の中から、お気に入りをご紹介したいと思います。

今回は、三浦綾子の作品から、「氷点」
この作品は三浦さんが朝日新聞の懸賞に応募して見事最優秀を獲得されたデビュー作です。

e0065562_2322818.jpg
ご存じのとおり
実の子を殺した犯人の子として啓造と夏枝のもとに引き取られた陽子のお話しです。
自分は「敵を愛することができる」と思ったものの、陽子を愛することができない啓造。
陽子がルリ子を殺した佐石の子だと知り、陽子にひどい仕打ちをする夏枝。
自分がもらわれて来た子だと知っても、夏枝にひどくあたられても、けなげに育つ陽子。
しかし、自分が殺人犯の子だと知り、絶望し、命を絶とうとします。

陽子は
心が氷点に達してしまった
と言って薬を飲みます。

ちょっと読んでみると、こんなひどい人間がいるのか!とか、あまりに現実からかけ離れていると一瞬思われるかもしれません。

けれど

正しいとわかっていることが行えずに呵責を感じながらも、言い訳をする啓造
いつでも自分に都合のよいように振る舞う夏枝
真実を話し合えず、腹の探り合いをする夫婦
自分だけは正しい、負けるものかと意固地になる陽子
そして
陽子を殺人犯の子だと言って啓造に渡した高木の本心は、啓造への嫉妬と挑戦

みんな普通の人間。
身に覚えのある感じ。

さて、氷点には続編があります。

e0065562_23223674.jpg
続編を読んだことのない方、ぜひこちらをお読み下さい。
陽子は一命を取り留め、その出生の真実が明らかになります。
しかし、真実を知って、また陽子は苦しみます。
自分の内面を見つめる啓造
最初は陽子にすまないと思っていたのに、結局自分勝手に考える夏枝
兄として育ちながら、陽子との結婚を願う徹
彼らとの陽子の関係・・・そして新たな人間関係

続・氷点を読むことで、三浦さんの描きたかった「原罪」の問題がさらに掘り下げられていきます。


氷点も続・氷点も繰り返し読んでいるので、その度に、心に残る箇所は違ったりしますが、一番最近に読んで心に残った言葉は、陽子が学校の先生に言われたという

「汗と涙は他人のために流しなさい」

という言葉でした。


「氷点」は、1966年にテレビ朝日系列でドラマ化され、その後映画化されました。数年前にも、同じテレビ朝日系列で、舞台を現代に設定し「氷点2001」が放映されました。そして、こんどの冬にはまたテレビ朝日系列でドラマ化されるそうです。
[PR]
by myrex | 2006-05-02 23:56 | Book & Movie
2006年 02月 28日
私の本箱〜プロローグ
今日は私の本箱の一部(主に小説)をお見せします。
だいたいは私の好きな本ばかりで、繰り返し読んでいる物が多いです。
もちろん、ほかの小説を読むこともありますが、気に入ったものばかりがこうして手元に残っています。

e0065562_23544656.jpg

(写真をクリックすると別画面で少し大きくなります)

このあたりはホントに大好きな本が並んでいます。
なんといっても「赤毛のアン」シリーズ。そして同じモンゴメリの作品のいくつか・・・
「ジェイン・エア」も同じくらい好きな作品です。

ロシア文学は、最初は難しいという印象でとっつきにくかったですが、読み始めて夢中になりました。

e0065562_0122695.jpg

このあたりは色々混ざっています。
「指輪物語」は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作です。大作で時間がかかりましたが、原作を読むと映画がよりよくわかります。ホビットの歴史、エルフ語の解説などもあり、お話の前後関係の理解に役立ちました。
シャーロック・ホームズはおもしろくて何度も読んでます。

e0065562_23551931.jpg


こちらは主に三浦綾子の作品がほとんどです。
彼女の作品では、「氷点」や「塩狩峠」が有名だと思いますが、その他の作品もとても良く、読み始めると熱中してしまいます。

皆さんの本棚にはどんな本が並んでいるんでしょう・・・?
[PR]
by myrex | 2006-02-28 23:53 | Book & Movie
2006年 02月 09日
星野富弘さん
今週の日本経済新聞の夕刊の「ひとスクランブル」では、星野富弘さんが取り上げられています。

e0065562_2291772.jpg
星野さんをご存じでしょうか?
星野さんは中学校の体育の先生として、器械体操の指導中に落下して頸椎を損傷し、首から下の自由を失いました。

絶望の入院生活を送る中、口にペンをくわえて字を書くことを覚え、そして、筆をくわえて花の絵を描かれるようになりました。以来、たくさんの作品を送り出していらっしゃいます。
群馬県にある富弘美術館には原画がたくさん展示されています。

筆を口にくわえて絵を描くと言うことは、非常な忍耐が必要です。一日に絵を書くことができる時間はわずか1〜2時間。絵の具の色は、星野さんの指示により、奥様が調整されます。生活の全ても奥様の助けで送っていらっしゃいますが、絵を描くことも、お二人の共同作業です。


星野さんの絵は、素朴です。添えられている短い詩に心打たれます。

e0065562_227516.jpg
そばでお世話をしてこられたお母さまのこと
事故後に結婚され、星野さんの手足となって支えておられる奥さまのこと
生まれ育った群馬の村
子どものころの思い出
内面の葛藤
神への信頼
自然の不思議
日常の小さな幸せ

星野さんの詩は、決して歯を食いしばった努力の到達点や、あるいは失った自由への執着をうたうものではありません。
素直に、ありのままの気持ちを、ときにユーモラスな視点から表現されています。

星野さんは、入院生活の中でキリストに出会い、クリスチャンになられました。
作品一つ一つのスピリットは、彼の信仰に根ざしたものです。

大きな障害をかかえ、不自由な生活を強いられながら、なぜこんなに明るい絵を描き、静かな心にしみる詩を書けるのでしょうか。

それは星野さんが強いからではないと思います。

むしろ、彼は自分の弱さを認めているのです。
それは、彼が障害を負っているからではありません。

人間は弱い存在なのです。でもなかなかそれを認めることができないのでしょう。

聖書の中に
「私が弱いときにこそ、私は強いのです」
という不思議な言葉があります。
不思議だけど、真理だと思います。
[PR]
by myrex | 2006-02-09 22:50 | Book & Movie
2005年 10月 11日
本や映画
本を読むのは好きですが、読む数はそれほど多くありません。範囲も限られているように思います。

物語を読んでいる時はその中に入り込んでしまいますし、映画を見ても中に入ってしまい、終わってもしばらく頭はその映画の中を漂っている感じです。感情移入してしまう映画を見ると、感動するけれども、ものすごくエネルギーを消耗した感じがします。

それで、どんな本を読むか、どの映画を見るかは、私にとって少し大切な問題です。

アメリカにホームステイした時にビデオを借りてきてホストファミリーと見ようとしたときに、たまたまその映画の始めの部分が主人公の子どもが大人の自殺する場面を目撃するというものでした。その時ホストファミリーの子ども達も一緒に見ていたのですが、すぐに親にビデオのスイッチを切られました。これはあなたたちが見るには相応しくないからという親の説明に、子ども達は納得してすぐに他の遊びを始めました。それから私には、見たかったら見てもいいけれども、子ども達に人が自殺する場面などは見せたくないのでと言いました。

自分が大人である今、もちろんこれくらいの事にはあまり気を配りません。ミステリー物、大好きですし。でもこの出来事をきっかけにして、自分の熱中しやすさも考えて、特に映画ではあとで自分にとっていい印象を残さないと思われるものは避けるべきだなと考えています。それでもよく失敗します・・・

小説は自分が共感できるものは何度も繰り返し読みます(例えば赤毛のアンのシリーズ)。だから読む本は偏っています。外国文学の方が多く、日本文学は三浦綾子の作品と夏目漱石あたりが多いと思います。本棚を見てみると、最近の作品は持っていないみたいです。
e0065562_2365897.jpg

それにしても、小説だと時間を惜しんで熱中して読めるのに、勉強の本はそうもいかなものです。やはり自分がお話の中に入っていけるかどうかの違いでしょうか?
[PR]
by myrex | 2005-10-11 23:13 | Book & Movie